50代は顔のシミが無くなると若々しく見える!
シミは顔の印象を老けさせる
有名化粧品メーカーが「シミ」の印象をアンケート調査したところ、「シミがあると10歳以上、老けて見える」と答えた人が多くいました。
シミに「老けた印象を持つ」人は62.3%、次に多かったのは「不健康・不潔」な感じを抱く人が28.4%、そして「暗いイメージが漂う」と答えた人は8.1%です。
さらに、シミのある顔写真を見せて「何歳くらいに見える?」と聞いたところ、ほとんどの人が実年齢より10歳以上以上の年齢を答え、平均では約13歳老けて見えるという結果でした。
ということは、シミが目立つ50歳の人は63歳程度に見え、60歳の人は73歳程度に見られているということです。
50代は顔のシミが無くなると若々しく見える!
上記のアンケート結果からは、顔のシミが解消すると「10歳以上若返って見える」ことが分かります。
ただし、若返って見えるのはしわやたるみが無い場合です。
シミが解消されたとしても、ほうれい線や目じりのシワが目立っていると、若返って見られることは難しいでしょう。
そこで、シミを解消しながらシワやたるみもケアできる、50代の美肌ケアを紹介します。
例えば、美白ケアだけでなく、たるみも一緒にケアできるオールインワンは時短も叶えてくれるスキンケアアイテム。
そして、美顔器はシミを薄くする美容成分を効率よく浸透させながら、たるんだ肌を引き締めることが出来るので、50代の肌を若々しくするアイテムです。
50代の肌をケアする方法の第1弾として、まずは、シミの種類と見分け方を見てみましょう。
40・50代の顔に出現するシミは4種類!見分け方は?
40・50代女性の顔にあらわれるシミは4つに分類されます。
シミの原因は紫外線だけではなく、シミの種類によってケアや対処方法が違ってくるので、まずシミを見分けてみましょう。
1. 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
2. 炎症後色素沈着
3. 肝斑(かんぱん)
4. ソバカス
老人性色素斑
老人性色素斑とは、一般的に「シミ」と認識される色の変化で、いわゆる紫外線によってできる「日焼けジミ」です。
日光性黒子(にっこうせいこくし)ともよばれ、淡い色から濃い色まで、いろいろな濃さであらわれるシミです。
老人性色素斑の特徴
・シミの境界線がハッキリしている
・30代ころから数が多くなり、濃くなってきた
・頬骨やこめかみ、手の甲など、紫外線に当たりやすいところに多い
顔以外にも、手や背中、腕、デコルテなどの露出部に出現し、30代後半から色は濃くなり数は増えるのが特徴です。
老人性色素斑の原因は「紫外線」
老人性色素斑の原因NO.1は、これまでに浴び続けてきた紫外線です。
30代以降から目立ち始めますが、日焼けが多い環境で過ごすと10代でも老人性色素斑が出ることもあり、その場合の名称として「日光性黒子」ともよばれるのでしょう。
紫外線ダメージによるシミは、本来、肌のターンオーバーによって角質と共に排出されます。
しかし、加齢によってターンオーバーが遅れると、黒色メラニンが色素沈着として肌に残りシミになります。
それが、日焼けジミである「老人性色素斑」なのです。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)とは、刺激によって肌が変色した状態で、ニキビや吹き出物の跡が茶色くなったり、マスクでこすれた部分にシャドーが入ったようになります。
時間が経過すると徐々に薄くなることが多いですが、皮膚の陥没やただれなどの跡が残ることもあります。
炎症後色素沈着の特徴
・ニキビやかぶれができたポイントにできる
・炎症後の赤みが引いたタイミングで色が濃くなった
・ピーリングの頻度が高かったり、タオルでゴシゴシ洗った部分がくすむ
やけどやニキビ、かぶれ、虫刺されなどが治った後にできやすいので、年齢や性別、部位などに関係なく出現します。
炎症後色素沈着の原因は「肌の炎症」
炎症後色素沈着は「摩擦くすみ」ともよばれ、ニキビや吹き出物、かぶれ、虫刺されなどが原因で発症するシミです。
傷を負った炎症後にもできるので、足や腕に炎症後色素沈着がある人もいるでしょう。
ニキビなどが炎症した後、肌は新しい細胞でダメージをカバーしようとします。
そのとき、いつもより活発に働く肌細胞工場にメラノサイトが刺激をうけて、メラニンを過剰生成してしまうのです。
さらに、紫外線にあたると色素沈着を起こし、色が濃くなるのも特徴。
また、ピーリングやタオルで摩擦を与え過ぎると、その部分は慢性的に持続する炎症となって、色素沈着を起こしやすくなります。
メラニンは適量であればターンオーバーによって一定期間で垢として肌の外に排出されますが、多量のメラニンは排出しきれず、肌内部に長い間蓄積してシミとなって留まってしまうのです。
肝斑
肝斑(かんぱん)とは女性の顔に多く出現し、一般的なシミよりくすみに近い色をしています。
肝斑の特徴
・境界線のハッキリしないもやもやしたシミ
・頬骨部分に大きな肌色変化があり、左右対称になっている
・妊娠中や更年期など女性ホルモンのバランスが乱れてからできた
紫外線やレーザー治療で悪化するシミであることも特徴です。
肝斑の原因は「女性ホルモンの乱れ」
肝斑は左右対称にできる薄茶色のシミで、主にホホ部分に大きな色変化を起こします。
この肝斑の原因は女性ホルモンのバランスが崩れることなので、妊娠中や更年期、ピルの使用、ホルモン治療によってもできることがあるでしょう。
女性ホルモンはメラノサイトの運営にも関わっているので、何らかの事情で女性ホルモンが乱れると、メラノサイトが活性化されて黒色メラニンが多くつくり出されることもあるのです。
肝斑ができた部分は紫外線や摩擦にデリケートになっているため、刺激を受けると濃くなるケースもあります。
ソバカス
ソバカスとは色白の人に多く見られ、ホホや鼻部分にできる淡い褐色をした斑点です。
直径数ミリ以下の小さい斑点がポツポツと顔に生じ、その色は茶褐色が多いでしょう。
雀卵斑の特徴
・子どもの頃からあった
・家族にソバカスのある人がいる
・鼻を中心に小さなシミが散らばるようにある
ホホや鼻の周りなどに多く出現し、3歳ころからあらわれ始めて思春期には色濃く目立つようになります。
ソバカスの原因は「遺伝」
ソバカスは遺伝的な要因で発生した、直径3mm程度の細かい茶色の斑点です。
体内に存在するメラニンは2種類あり「黒褐色のユーメラニン」と、「黄色や赤色のフェオメラニン」に分けられます。
この2つのメラニン量は遺伝によって決まり、フェオメラニンの含有量が多い人は比較的肌の色が白く、ソバカスができやすい体質になるのです。
このことから、ソバカスのある親から生まれた子どもは、必然的にソバカスができやすい体質だと考えられます。
思春期頃に一番目立つようになり、春から初夏になると色が濃くなることがあります。
顔のほかにも、背中や胸元、肩、腕、手などにあらわれることがありますが、成長と共にだんだん薄くなることが多いでしょう。
50代の顔は回復力が低下して外見も衰える!
ここで50代の顔肌にあらわれている変化を見てみましょう。
20代 | 50代 | |
肌の状態 | 新陳代謝が活発 | 新陳代謝が衰えている |
シミは消えやすい | シミは濃く、数が増える | |
ハリ・弾力がある | たるみやシワが深くなる | |
肌悩み | 皮脂の過剰分泌によるニキビや吹き出物 | シミ・くすみ・たるみ・乾燥 |
20代の肌ポイント
「お肌の曲がり角」前の肌は、新陳代謝が活発なので古い角質が簡単にはがれ落ち、肌表面は柔らかく弾力があります。
そして、カバーメイクをする必要も無いので、メイク汚れも落としやすい状態でしょう。
しかし、活動的な新陳代謝は皮脂を多く分泌させます。
そのため、ニキビや吹き出物ができやすい状態といえます。
50代の肌ポイント
体力や代謝が低下するとともに、肌の新陳代謝も落ちているのが50代の肌です。
代謝が遅いということは、肌表面に古い角質がしがみついていたり、血流も滞りがちになっています。
そのうえ、女性ホルモンが減少しているのでエストロゲンの美肌効果が得られなくなっており、ハリや弾力が失われた状態になっていくでしょう。
しっかり塗られたコンシーラーやファンデが、落としきれずに毛穴に詰まってしまうことも50代の顔にはよくあります。
50代の顔に起きた変化!
20代の肌と50代の肌を比べると、肌な悩みは深刻になり種類も増えます。
その大きな理由は2つあります。
■ 新陳代謝が遅れて角質が厚くなっている
■ エストロゲンが減少してコラーゲンが生成されにくい
新陳代謝が遅れて角質が厚くなっている
新陳代謝が遅れるということは、肌表面のターンオーバーが遅れるということです。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わりを意味しており、肌奥でつくられた新しいきれいな肌細胞を肌表面に出す役割があります。
新しい肌細胞は、みずみずしくプルプルして透明感がありますが、ターンオーバーの遅れによって、肌奥で古くなってしまうのです。
その結果、角質層が厚くなり、固くてゴワゴワした感触の肌になってしまいます。
エストロゲンが減少してコラーゲンが生成されにくい
女性ホルモンの代表であるエストロゲンは、体の中でさまざまな作用をしています。
そのなかでも、コラーゲンの生成をアクティブにして肌のハリや弾力を守ったり、髪にツヤや潤いを与えて美しい状態をキープします。
しかし、50代になると、女性ホルモンの分泌が減少してエストロゲンも少なくなります。
すると、シミが濃くなったり、ほうれい線が目立ってきたり、白髪が増えたりしてくるのです。
つまり、体内だけでなく外見も衰えるということですね。
50代の顔からシミを撃退!美白・女性ホルモン・専門アプローチケア
シミの種類 | ケア方法 |
老人性色素斑 | 美白ケア |
炎症後色素沈着 | |
肝斑 | 女性ホルモンケア |
ソバカス | 専門的なケア |
50代の顔からシミを撃退する方法「美白ケア」
50代女性が自分でシミをケアするには、一般的な美白ケアより積極的な方法が必要となります。
美白ケアのポイント3つ
日焼け止めは1日塗り直し3回、室内でも紫外線防止は必須!
クレンジングと洗顔だけでなく、ピーリングやイオン導出が重要!
■ 美白成分の浸透
肌に乗せるだけでなく、導入美容液やイオン導入で強制的に浸透させる!
この3点を同時に根気強く行うことが重要です。
とくに古い角質の除去が重要で、加齢によるターンオーバーが低下している50代の肌は、メラニンの排出が遅れています。
そのため美白成分は肌奥まで届きにくく、届いたとしても、新しい肌が表面に上がってくるタイミングが遅くなっているのです。
だからこそ、古い角質をしっかり落とすことが、シミ解消への近道となります。
女性の顔にあらわれるシミは、圧倒的に「老人性色素斑」の割合が高いです。
このシミは紫外線が主な原因ですが、加齢やストレスなども関わってくるため、肌全体のケアが必要となるでしょう。
そして、炎症後色素沈着も美白ケアがシミ解消に繋がります。
50代の顔からシミを撃退する方法「女性ホルモンケア」
肝斑は30~40歳で発症するケースが多く、妊娠や月経不順や経口避妊薬(ピル)の服用がきっかけで発症または症状が悪化するというケースがみられるシミです。
こうしたことから、肝斑は女性ホルモンのバランスが影響しているシミとされています。
50歳代後半以降には、症状が軽くなったり消えてしまったりする場合もありますが、アザのように残ることもあるのです。
肝斑を解消するには、ホルモンバランスを整えることがもっとも重要で、多くの人は「エクオール」のサプリで悩みを解消しています。
このエクオールサプリは、更年期障害の軽減・解消にも有効です。
エクオールは、減少した女性ホルモンを補いながら自律神経を安定させ、コラーゲン産生をうながして美肌をつくる作用があります。
肝斑のように女性ホルモンが原因の肌悩みは、ホルモンバランスをとることで解消されていくでしょう。
50代の顔からシミを撃退する方法「専門的なケア」
雀卵斑。いわゆるソバカスは、シミの中でも解消するのが一番厄介だといっていいでしょう。
その理由は遺伝が関係しているからです。
親から受け継ぐ遺伝子情報にメラニン生成量は含まれており、生成量が多く肌の色が白いほどソバカスはできやすいといわれています。
そして、ソバカスができやすい人は老人性色素斑もできやすく色が濃くなる傾向があるため、美白ケアも欠かせません。
ソバカス自体は、美容皮膚科でレーザー治療をするのが効果的だといわれていますが、輪ゴムではじかれた痛みを広い範囲で感じることになります。
レーザー治療は5~6回程度受ける必要がありますが、ソバカスで悩んでいるなら美容皮膚科に相談してください。
その後は上記にある「美白ケア」を継続することで、シミ悩みから解消されるでしょう。
40・50代のシミは種類が混在!
40・50代のシミは複数の種類が肌の上で混在します。
上記の図は、「肝斑(かんぱん)」と「炎症後色素沈着」、「老人性色素斑」が同時にできている人をあらわしています。
若い頃から紫外線にさらされてきた部分に「日焼けジミ(老人性色素斑)」ができ、ニキビ跡が「炎症後色素沈着」になって、30代以降に「肝斑(かんぱん)」があらわれてきたのでしょう。
このように、シミは1つだけを対処してもダメで、とくに40代以降になった肌にはトータルで美白ケアをしなくてはなりません。
シミのない50代の顔を手に入れるアイテム
シミのない50代の顔を手に入れるアイテムは4つあります。
1. 古い角質を落とすアイテム
2. 美白美容液を浸透させるアイテム
3. 女性ホルモンを安定させるアイテム
4. 紫外線をシャットアウトするアイテム
1.古い角質を落とすアイテム
スキンケア | 美顔器機能 |
ピーリング | イオン導出 |
ピーリング
ピーリングとは、肌表面にこびりついた角層細胞同士の結びつきをゆるめ、不要になった表面の角層細胞の剥離を促すものです。
一般的にフルーツ酸(AHA)とよばれる「酸」や、洗顔料などに配合される「酵素」、物理的な刺激で剥がして落とす「スクラブ」があります。
美顔器:イオン導出
美顔器が持つ機能の一つ「イオン導出」は、電流の流れを利用して、落としきれなかったメイク汚れや毛穴の中のゴミ、肌表面の角質を優しく除去します。
美顔器によって機能の名前は異なり「イオン導出」「イオンクレンジング」などの呼び名があります。
2.美白美容液を浸透させるアイテム
スキンケア | 美顔器機能 |
導入美容液 | イオン導入 + RF |
導入美容液
導入美容液とはブースターともよばれ、洗顔後すぐにつけるとスキンケアの角質層までの浸透をサポートしてくれる美容液のことです。
導入美容液・ブースターセラム・ブースターローション・拭き取り用化粧水・プレ化粧水などと表記されていることもあります。
美顔器:イオン導入
美顔器が持つ機能の一つ「イオン導入」はイオン導出と反対の作用があり、皮膚に微弱な電流を流すことで、コットンや手で塗るだけでは肌の表面にしか届かない水溶性の美容有効成分を、肌の奥深くまで浸透させることができます。
美顔器によって機能の名前は異なり「イオン導入」「イオン」「コアパルス」などの呼び名があります。
3.女性ホルモンを安定させるアイテム
エクオールサプリ
エクオールサプリは、加工によって大豆イソフラボンを変化させた健康食品です。
多くの女性は体内で大豆をエクオールに変化させることができないので「最初からエクオールに変化させて体内に入れれば効果が出やすい!」と開発されました。
今では「エクオール」は、更年期世代の女性が更年期障害の症状を予防・緩和させるのに、もっとも人気のあるサプリとなっています。
プラセンタサプリ
プラセンタにはさまざまな栄養が含まれているので、エストロゲン不足で起きた頭痛や頻尿、イライラなど、更年期症状を引き起こしている場所へ直接栄養を届けることが出来ます。
更年期障害の治療でプラセンタ注射を取り入れている病院は多く、継続して接種することで女性の更年期症状を緩和・解消しているのです。
4.紫外線をシャットアウトするアイテム
日焼け止め
1年中、太陽は地球を照らしています。
ということは、力の強弱はあるものの、紫外線は1年中降り注いでいるということ。
曇り空でも、紫外線は透過して私たちの肌にダメージを与えます。
日焼け止めでしっかり紫外線をカットして、シミ悩みのない美白肌を手に入れましょう。
シミに悩むほとんどの人は、シミの解消に期待せず諦める人が多いと思います。
コンシーラーやファンデーションで消せないシミは「年だからしょうがない」と、開き直っていませんか?
実は、今あるシミを薄くしたり、肌トーンを明るくすることはできます。
シミの種類別に予防法や解消法を変える30歳までの美白ケアとは異なるケアですが、継続することでコンシーラーがいらない肌になるでしょう。
40代からは積極的な美白ケアを取り入れて、輝く美白肌で過ごしてくださいね。