40・50代から高齢者の免疫力をアップする5つの方法!

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40・50代から高齢者が免疫力をアップさせるべき理由

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40・50代から高齢者の免疫力が下がると、感染症にかかりやすくなり重症化しやすくなります。

若者の風邪が早く完治するのに比べ、年齢が上がってからかかる風邪は、長引いたり肺炎などの命に関わる病気に移行することもあるのです。

まずは、「免疫力とはなにか?」ということから解説していきます。

免疫力とは

ウィルスや細菌から体を守るパワーのことを「免疫力」といいます。

免疫力の言葉をひも解くと「疫(病気)から免(まぬがれる)れる力」という意味になり、「病原体から逃れる力を持つこと」が免疫力といえるでしょう。

 

体に備わった免疫によって、ウィルスや細菌などの異物は常に監視されています。

そして、侵入してきたウィルスや細菌(病原体)は、免疫によって排除されるのです。

排除までの間に病原菌と免疫の間で激しい戦いが巻き起こり、病原菌が勝つと体は病気になり、免疫が勝つと病気にかからずに済みます。

 

その戦いの前から免疫の戦闘力を上げておくと、病原菌との戦いに勝利する確率が上がるので、「免疫力をアップして健康になろう!」といわれているのです。

 

免疫力のピークは20代。それ以降は下り坂

免疫力が一番高い年代は20歳前後といわれており、年齢を重ねるごとに免疫の力は弱ってきます。

40歳でピークの半分、さらに70歳ではピーク時の10%ほどしか免疫力は活動していません。

また免疫力は、さまざまな要因も低下の原因になります。

免疫力が下がる原因

■ ストレス
■ タバコ
■ 食生活
■ 睡眠不足
■ 体温の低下
■ 運動不足 など

 

免疫力が低下するとみられる3つの変化

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免疫力が低下すると体に変化を3つのポイントに分けて紹介します。

免疫力の低下:初期

免疫力が低下し始めると、口内炎やヘルペス、肌荒れなど、自分の体の中で弱い部分に症状が現れます。

とくに、のどや鼻、肌部分に症状がみられるのは、味やニオイなどを感じやすくするために、その部分のバリア機能がふだんから低くなっているからです。

その代りに、口内や鼻は免疫細胞を含んだ粘膜でおおわれているので、免疫力が下がるとのどや鼻などに風邪の症状が現れやすくなります。

なので「免疫力が下がると風邪を引きやすくなる」といわれるのです。

 

免疫力の低下:中期

風邪を筆頭に、ウィルスや細菌が関係する感染症にかかりやすくなるのが、免疫力が低下した中期の状態です。

また、アレルギーの症状も出やすくなるので、ふだんなら平気な量の花粉でも、くしゃみや鼻水などが出やすくなるでしょう。

インフルエンザなどにもかかりやすくなり、治りにくくもなるので早めに免疫力を高めたいですね。

 

免疫力の低下:悪化状態

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免疫力がさらに低下すると、さまざまな感染症や悪性疾患を引き起こします。

その代表例としては、がんや白血病、心臓疾患、糖尿病など、重症化しやすく死の危険もあるのです。

 

年齢を重ねると免疫力の低下だけでなく、ほかの病気の併発や体力の低下なども重なるため、健康リスクが高くなります。

健康寿命を延ばすためにも、免疫力をアップすることを考えましょう。

 

免疫力は男女でも違いがある!

40・50代から高齢者でもできる5つの免疫アップ法

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これから紹介する5つの免疫アップ法は、高齢者でもできる方法です。

ぜひ、できることから始めて継続させましょう。

1.温める
2.食事
3.睡眠
4.運動
5.ストレス解消

 

1.温める/体温を上げて栄養を送る

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体温が1℃下がると免疫力は30%低下するといわれています。

体温を上げると末梢神経の活力がよみがえるので、全身へ栄養がいきわたります。

すると、免疫細胞は栄養を蓄えて活性化していくのです。

さらに体が温かくなると、血流のめぐりが良くなって毒物を解毒して代謝する酵素を運ぶので、疲れた体を回復する力もアップします。

体を温めるには、入浴が手軽で1番効果的な方法です。

入浴には「温熱効果」「静水圧効果」「浮力効果」があり、免疫力を上げるだけでなく、日々の生活への活力を生み出します。

 

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ほかにも、温かい飲み物や食べ物を積極的に摂り入れたり、簡単な運動で体温を上げる方法もあります。

 

2.食事/腸内環境を整える

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免疫細胞の約70%は、腸の周辺に存在します。

多くの免疫細胞は腸内細菌によって強化されるので、腸内環境を整えることは免疫力アップに直結するんです。

腸内では、善玉菌が優位なほど免疫細胞をパワーアップさせてくれますし、消化を助けてくれたりビタミンやホルモンの一部を作ってくれたりもしています。

そのため腸内環境を整えることは、体全体を健康に導く力になるのです。

腸内細菌を増やすためには、ヨーグルトや乳酸菌飲料、みそや納豆などの発酵食品、オリゴ糖などが知られていますが、食事で摂り入れるが難しい場合はサプリメントで補助してあげるのもいいでしょう。

 

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3.睡眠

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アメリカで行われている研究では、睡眠時間と免疫力には深い関係があると結論が出ています。

その内容がこちらです。

■ 睡眠時間が7時間未満の人は風邪をひきやすい
■ 眠りが中断すると免疫力が低下する

私たちの体にある免疫力は、睡眠中に強化されています。

そのため、睡眠時間が短い人や眠りが細切れになってしまう人は免疫のパワーが落ちて、細菌やウィルスに感染しやすくなってしまうのです。

さらに睡眠中には、傷んだ細胞を修復したり疲労回復を助ける「成長ホルモン」が分泌されるので、睡眠時間が短いと体のメンテナンスが充分に行われません

睡眠の時間や質を見直すことも免疫力をアップさせることに繋がります。

 

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4.運動

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免疫力をアップさせるには、適度な運動をして体温を上げるのも効果的です。

運動をして血流が促進されると体温が上がりますし、体に筋肉が付くと代謝が上がって燃焼効果も上がります。

そのための運動は、負荷がかかるようなものは避けたほうがいいでしょう

■ かかとの上げ下げ運動を5分行う
■ テレビを見ながら踏み台昇降を5分行う
■ 通勤や買い物ついでに30分余分に歩く

など、手軽に行えて継続しやすいものを選んでください。

ここで覚えておきたいのは「ハードなトレーニングは免疫力を低下させる」ということです。

■ フルマラソンの参加者50~70%に風邪の症状が出た
■ 運動選手はヘルペスなどの感染症にかかりやすい。

といった報告もあります。

また、ふだん運動しない人が急に頑張ってしまうとストレスになりますので、自分に合ったトレーニング方法を見つけましょう。

 

5.ストレス解消

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強いストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて免疫力が下がります

例えば

■ 嫌なことが続くと頭痛が起こる
■ テストや発表会の前には風邪をひきやすい

といった経験がある人は多いでしょう。

脳は強いストレスに反応すると、ステロイドホルモンや神経伝達物質を分泌させてしまい、白血球中のリンパ球や細胞の働きを低下させて感染に弱い体にしてしまいます。

適度なストレスは緊張感や注意力を高め、生活にメリハリを与えますが、長期間続くストレスや大きなショックは体に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。

 

40・50代から高齢者は、免疫力を高めるだけでも健康長寿につながります。

できることから始めて継続すれば、まわりの人よりも免疫力がアップした体を手に入れられますよ。

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