移住者に聞いてみた|田舎で暮らすと健康になる!?心の病も改善へ

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移住者に聞く!なにが原因でうつ病に?

田舎と都会の生活。違いはパーソナルスペース

私の友達に、うつ病と診断され会社を辞めた人がいます。その人は、責任感が強く頑張り屋、ちょっと神経質な所もあったかな…… 

今は田舎で生活をして、うつ病の症状は改善されたといいます。 
しかし、なぜうつ病と診断されるような状況になったのでしょうか?


徳島から横浜に引っ越してきて、品川に通勤するようになったとき、1番に感じたのは満員電車がツライということ。今思い出しても「地獄だった」と言っています。 


子どもの頃から横浜で暮らしている私には、満員電車は当たり前。慣れっこになっていて「ツライ」という感情より「いつものこと」という気持ちのほうが大きいです。人と密着しながら電車に揺れることに疑問はありませんでした。


友達は「それが嫌なの。人が多すぎる」といいます。
出勤時間を30分早めたり、空いている車両をリサーチしたりしましたが、知らない人と触れ合うことに耐えられなくなったそうです。

徐々に憂鬱が蓄積。うつ病と診断される

我慢しながら満員電車で通勤する毎日、常にイライラしている上司と過ごす仕事時間、家に帰っても救急車のサイレンや隣家の騒音で眠れない夜。カルチャーショックでストレスが蓄積されてしまったようです。休日には起き上がることができず、布団にくるまって過ごしたそう。


飲み会もランチも断られるようになった私は「何かあった?」と聞いてみました。

すると友達は、ボーっとしながら「もうやだ」と一言。無表情で涙を流しはじめたんです。ビックリした私は、それを見ていることしかできませんでした。
その頃を振り返ってみると「何もかも我慢の連続だった」と友達は言います。


私に限らず、まわりの人には「満員電車はいつものこと」「うるさい上司なんか気にしなければいいのに」「夜、サイレンが響くのは当たり前」と、流されていたようです。
 
これが日常的に続くのは耐えられない!この世界に居たくない!と思った友達は、故郷の母へ電話。心配して上京した母と、病院へ行きました。


後日、病院に行った友達が会社へ持ってきた診断書には「うつ病・適応障害」と書かれていたそうです。

都会でカルチャーショック!その原因は……

地方出身者が、都会でカルチャーショックを受ける事柄は、以下の3つが多いようです。

  • 満員電車が嫌だ/改札が多すぎて迷う
  • 酔っぱらいの声・車や隣家の騒音・連続する救急車のサイレンに我慢できない
  • 常にイライラしている上司、理不尽な物言いについていけない

慣れてしまったり気にしなかったりすれば、うっぷんは貯まりませんが、そうでなければストレスになります。そういった都会の生活でストレスが溜まりやすい人には、田舎のほうが過ごしやすいでしょう。 


事実、私の友達も田舎の暮らしについて「車通勤によってパーソナルスペースが確保され、近所の騒音はカエルの声だけ。余裕がある上司だから社内の人間関係も良好」と言っています。

移住で健康を取り戻せ!田舎で元気な生活を

元気なお年寄りを見て移住を決意!健康を取り戻した

地方へ移住した、いろいろな先輩方から「田舎へ移住したら健康になった」という話をよく聞きます。 


確かに、テレビで見る田舎のお年寄りたちは、元気に田畑を耕している姿を見せてくれますよね。その姿を見て「健康になりたい」と移住する方もいました。
その結果「ぜんそくの発作が減った」「アトピーが治まった」、そして「精神病が改善した」という声も。


ぜんそくやアトピーに関しては、環境の問題が大きかったのでしょう。水や空気が澄んでいて公害が少ない田舎では、原因物質が少ないため改善へ向かったものと考えられます。


それに加え、スーパーの総菜が手に入りにくくなったため手料理が増えたり、ジュースを飲む機会が少なくなったり、交通機関が少ないため歩く量が増えたりと、体に良い生活に切り替わったことも挙げられるのかもしれません。


注目したいのは、心の病です。住む場所を替えただけで精神病は改善するのでしょうか?

都会のほうが発症しやすい精神の病

うつ病や不安障害などの心の病気は、都会に住んでいる人のほうが発症しやすいといわれています。 

イギリスの主要都市に住む2,000人を対象に、キングズ・カレッジ・ロンドンとデューク大学の研究者が調査した結果、34%以上の人が13種の精神病の症状のうちの1つを抱えていることが分かりました。

それに対し、田舎暮らしをしている人の精神病割合は、21%。はっきりした原因は特定されていませんが、都市での生活は精神的な問題を抱えやすいと結論付けています。

ドーパミンの分泌量が関係していた

都市部で精神病が増えているというのは、都会生活で受けるストレスがドーパミンの分泌を低下させているからなのかもしれません。 

ドーパミンは神経伝達物質の一種で、快感や幸福感を得たり、意欲を湧きたてる効果が得られたりする脳内ホルモン。
ドーパミンの分泌量が低下すると、統合失調症やパーキンソン病、認知症を患いやすくなるといわれています。


みなさんも、体は元気だけどやる気が出ないときや、意味もなくイライラするとき、帰宅したとたん憂鬱になるなどの経験はありませんか? 
これらは、ストレスが溜まって、ドーパミンの分泌量が低下しているからかも。

移住で心の病も改善!人生を豊かにしよう!

移住ですべてのストレスが無くなるわけではありません。そして、すべての心の病が改善されるわけでもありません。

しかし、常に心が休まらない都会でネガティブな生活を送っていると、精神的な問題を抱えやすくなるのは確か。 これらの中には、田舎へ移住することで解決することもあるんです。

心地よい刺激を受けたり、感動を覚えたりすると、脳が活性化されドーパミンの分泌量が増えます。ドーパミンが増えれば、「嬉しい♪」「やった!」「がんばるぞ!」といった、意欲が湧いてきます


それには、新緑の中を散歩する、小川に足を浸す、浜辺で景色を眺めるなどをして「気持ちいい!スカッとする!」という感情を持つことが大切です。美味しい物を食べたり、工芸品を見て感動したりするのも素晴らしいことですね。


都会で疲れた心を、移住によって癒されれば大成功です!
田舎で刺激を受けてドーパミンを増やしましょう!

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