家を綺麗に保つには掃除に使う洗剤が重要
しつこい・落ちにくい汚れは、専門的な洗剤でないと落とせません
日常的に掃除をしている家庭は、年末の大掃除も簡単に済ませられます。
しかし、「たまった汚れを一度に大掃除する派」の人たちは、落ちにくい汚れと格闘することになりますよね。
最近では、重曹やクエン酸、セスキソーダなどを使った「安全でリーズナブルな掃除法」なんてものも紹介されていますが、長年放置・蓄積されていた汚れは洗剤でないと落ちません。
しつこい汚れは、専門的に配合された洗剤を使わないと、きれいに掃除することは難しいのです。
ここでは、プロも使っている洗剤や掃除グッズを紹介していきます!
田舎で放置されているような古い家でも使える掃除ワザなので、ぜひ実践してみてください。
家に付いた汚れの種類|古い家では固まっていることも
余り掃除をしない家や古い家には、こびりついた汚れやカビなどが隠れています。
これらは、時間が経つごとに固まってしまうことが多いため、落ちにくくなるのが特徴です。
油汚れ
換気扇やガスレンジなどに油が付いて、ベタベタしたもの。
油は光や熱に影響され、空気にさらされることで酸化していきます。酸化した油は3~6か月間、放置すると一般の洗剤では落としにくくなってしまいます。
弱点と対処できる洗剤
油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って落とします。
こげつき
ガスコンロや鍋などに付いた煮汁や油が、熱によってこびりついて炭化したもの。
こげつきを放置したまま調理を繰り返すことで、ますます付着力が強くなります。
弱点と対処できる洗剤
こげついている汚れは、油汚れ汚れと同じように酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って落とします。
石鹸カス
風呂場の洗面器や洗面所の蛇口に付く白い汚れ。
ボディーソープや石鹸の成分である「脂肪酸ナトリウム」が、水道水に含まれる「カルシウムイオン」と反応して「脂肪酸カルシウム」となります。
脂肪酸カルシウムは、水に溶けないので専門の洗剤でないと落ちません。
弱点と対処できる洗剤
石鹸カスはアルカリ性なので、酸性の洗剤を使って落とします。
水アカ
水道水に含まれる「ケイ酸」などのミネラルが、汚れと混ざり合って固まったもの。
水道水の中にあるミネラル分を取り去ることはできないので、除去するにはこまめに掃除するしかないのです。
放置すると、黄ばみや黒ずみの原因になります。
弱点と対処できる洗剤
水アカ汚れはアルカリ性なので、酸性の洗剤を使って落とします。
カビ
お風呂場やキッチンに発生する黒カビ、畳の裏などに繁殖する緑カビ、壁などに付く白カビなどが知られています。
発生するには、酸素と適度な温度・湿度、栄養源が必要なので、高温多湿になる浴室などで繁殖しやすいです。
弱点と対処できる洗剤
多くのカビは乾燥を嫌います。しかし乾かしきれない場所は、次亜塩素酸でカビを分解して、漂白剤でカビの代謝物を漂白しましょう。
家の中の場所別汚れ!掃除は専用の洗剤で
床・階段・玄関
・砂・泥汚れ
・皮脂汚れ
リビング・寝室
・皮脂汚れ
・髪の毛
おすすめ洗剤
頑固な汚れを落とす「マルチ洗剤」ならコレ!
市販されているマルチ洗剤の中では1番強力だと思われます。
・フローリングのワックス剥がしにも使われる洗剤
・アルカリ性の洗剤なので、手垢などの皮脂汚れはもちろん、固まったほこり汚れなども綺麗に落とせる
・ペットのオシッコ汚れや壁の落書きにも使えて重宝しますよ!
キッチン
・水アカ
・油汚れ
・こげつき
・カビ
おすすめ洗剤
油汚れにはコレ!
強力過ぎてレンジフードの塗装が変色した。という口コミもありましたが、正しい使い方をすれば最強の油汚れ落とし洗剤です。
こげつきにはコレ!
こすっても落ちないこげつきには、塗って放置するタイプの強力洗剤が効果的です。
・炭化したこげつき汚れは、削り取ってしまう人も多いようですが、それではガスコンロや鍋に傷が付いてしまいます。
さらに、一度傷が付いてしまうと、ますます汚れが付きやすくなってしまうんです。
だから、傷が付かない洗剤で落とすのが最強のこげつき落としの方法。
・ガスコンロや五徳、鍋に使える強力洗剤「こげとりぱっとビカ」は、安全で環境にもやさしい洗剤。プロからも愛されています。
浴室・洗面所
・水アカ
・石鹸カス
・カビ
排水溝
・皮脂汚れ
・油
おすすめ洗剤
浴室・洗面所全体にはコレ!
一般的なバス用洗剤より値段は高いですが、洗浄力も高くて優秀!1年で40万本も売れたヒット商品です。
・頑固な水アカや石鹸カスを徹底的に分解する、イオンブロックテクノロジーを処方しています。
・こすっても落ちなかった青ジミも落とす、水回り用の超強力洗剤です。
・カビ取り剤との併用を考えているので、安全に使えるところも嬉しいですね。
カビにはコレ!
ゴムパッキンに潜んでいるカビも退治してくれるジェルタイプのカビ専用洗剤!
・次亜塩素酸ナトリウムを高配合しており、腸濃縮タイプの粘着ジェルがカビ菌の根元まで強力密着します。・オマケに、排水溝のヌメリや詰まっている髪の毛なども一気に解消してくれるので、水回りの必需品です。
・「カビダッシュ」をかけて、シャワーで流すだけの簡単作業。悪臭も分解してくれます。
古い家の掃除方法|効率的な順番は
1.掃除の基本は片付けから
床に置いているソファーなどの家具、空気清浄機などの家電、出しっぱなしにしてあるものを片付けましょう。
掃除機が動き回りやすいように動線を確保しておくことが重要です。
日頃から物を置かないようにしておくと、スッキリした部屋をキープしやすいですよ。
2.水回りの掃除は乾燥時間を考えて
キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りの掃除は、最初に行います。
水回りの掃除をするときは、洗剤を塗って放置する時間や乾燥させる時間を取らないとなりません。
飛び散った水の処理なども一緒にしてしまえば完璧です。
3.上から下。奥から外へ向かって掃除する
家を掃除するときは、上のほこりを落としてから下の掃除をします。そして、奥から外へ向かって掃除することを心がけましょう。
ほこりは、舞い上がりやすく溜まりやすいのが特徴です。
ますは、ほこりを上から落として下に溜めてから、一気に掃除機で吸い取ります。
4.拭き掃除をしてフィニッシュ!
壁や床などの拭き掃除をしながら、固まったほこりや落ちない汚れを見つけます。
専用の洗剤で落としきったら、掃除は終了。
ソファーなどを定位置に戻したら、ゆっくり休んでください。
日頃の掃除はオキシクリーンが便利
日本版のオキシクリーンに洗浄成分をプラスした「オキシクリーンEX」は、衣類の洗濯やお風呂、キッチン、リビングなど家じゅうの汚れに使えます。
・発生した酸素がシミに働きかける酸素系漂白剤なので、洗濯のとき色柄ものの選別は不要!
・オキシクリーンEXをお湯に溶かして住宅用洗剤にすれば、床や壁を綺麗に保てます
・洗濯機の汚れ落としも簡単!
・粉末タイプなので、使いたいときに洗剤を作れてリーズナブル
オキシクリーンは、日本で1番売れている洗剤といってもいいでしょう。
品名は「衣類用漂白剤」となっていますが、日々の拭き掃除にも使えると評判です。
ぜひ、やっていただきたいのが「洗濯槽の付けおき洗い」。洗濯機の汚れに驚きますよ。
洗濯槽の付けおき洗い方法
↓
6時間放置
洗濯槽を覗くと、ゴミが浮いているのが分かります!
↓
ゴミをすくったら通常モードで洗濯機を洗って終了
家の掃除は面倒ですが、やってみるとスッキリして気持ちがいいものです。
紹介した洗剤たちが汚れを落とす戦力になってくれますので、この機会に掃除をしてみましょう。