移住後の仕事探しや支援は?田舎だからこそ実現できる6選

仕事
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移住して田舎で仕事を探すのって大変?

正直に言うと、田舎で仕事を探すのは大変です。それは、今までと同じ条件で仕事を探しているから。ここでいう「今までと同じ条件」とは、それまで経験していた「年齢・スキル・収入」をいいます。

例えば

  • 今まで事務職しかしていないから40代でもデスクワークを希望する
  • 今まで英語スキルを活かした仕事をしていたから同じ職種を希望する
  • 今まで年収が500万円だったから同等の収入を希望する

という条件で探していては、都市部でも仕事探しは難しいでしょう。

今までと同じ条件で仕事を探すのは諦めたほうが賢明です。さらに「田舎で暮らす」という選択をするなら、その土地や環境に合った仕事を探す必要があります。

田舎だからこそ実現できる仕事

田舎の仕事1:地域おこし協力隊

「地域おこし協力隊」とは、その土地に住みながら田舎の魅力を発信したり、仕事を手伝いながら活性化に役立てたりする協力隊員です。任期は約1~3年以下の期間となっているので、その間に起業準備をする人や自分に合った仕事を探す人、任期終了後にその地域を去る人などいろいろな人がいます。

  • 田舎で何をしていいか分からない
  • 地元民と早く仲良くなりたい
  • 田舎の発展に貢献したい

といった人におすすめの仕事です。

地域おこし協力隊の仕事は、地域行事への参加やSNSを使った地域の魅力発信、自然ガイド、竹林整備、新規事業立ち上げ助力など、いろいろなものがあります。

地方自治体の委託を受けて活動するので、高収入は望めません。報酬は給与と活動費に分けられ、隊員1人につき400万円(給与上限200万+活動費上限200万)を上限としており、平均は月額16万6千円だそうです。

最近、最終年次または任期最終翌年に起業する場合、「起業に要する経費」として1人当たり上限100万円を支給する制度ができたので、起業を考えている人は参加してみてはいかがでしょうか。

田舎の仕事2:自伐型林業

自伐型林業とは、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営のこと。分かりやすくいうと、山の荒廃をくい止めるために手入れをする小規模な林業のことです。

これまで日本の山は国や個人で管理をしてきましたが、高齢化が進む現状では管理が難しくなっています。そのため山の管理は、森林組合や林業専門業者に委託しなければなりません。しかし、多額の費用が掛かるため、山の整備を怠っているところもあります。

山の整備を怠ると、山は荒れて必要な木材が育たなくなり、豪雨などが原因の土砂崩れが起きやすくなります。そこで、見直されているのが自伐型林業です。

家族単位や村単位といった小規模で林業を行う自伐型林業は、地元の山を管理するから継続的な活動が可能。実際に自伐型林業を行っている移住者はメリットをあげています。

  • 地元の山なので交通費がかからない
  • 天候や気候に左右されない
  • 成長が緩やかな木の管理は、農業のような特別な知識がいらない
  • 伐採した木は、まっすぐに育っていなくても、チップや薪に加工すれば売れる

体力が必要で危険な作業もある自伐型林業ですが、やりがいがある仕事です。管理する山を観光客へ案内する自然ガイドと兼業している人もいるそうですよ。

田舎の仕事3:農業

農業というと「野菜や果物を栽培して収穫する仕事」だと思いがちですが、実はさまざまな職種があるんです。

野菜や果物を栽培して収穫する仕事はもちろん、酪農や養豚などの畜産や農機や肥料を扱う農業資材会社や種苗メーカー。さらに、農作物や収穫物の流通や販売など、多岐に渡る農業関連ビジネスの全てを「農業界の仕事」といいます

後に紹介しますが、事業の承継問題に直面してることでも知られていますね。そのため農林水産業では、国や地方自治体の支援策や参加できるセミナー、就職フェア等のイベント情報、相談できる窓口の情報などを紹介しています。

農業を新しく始める人もいますが、今まで農業に従事していた人から事業を承継する方法もあります。資金が無ければ「農業次世代人材投資資金」という制度を利用するのもいいでしょう。

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。

引用元:農林水産省

交付期間1年につき1人あたり150万円を交付。経営開始2年目以降は、交付期間1年につき1人あたり350万円から前年の総所得(農業経営開始後の所得に限り、資金を除く)を引いた額に3/5を乗じて得た額が交付されるというものです。

農業は、知識や経験に左右される仕事です。「農業を始める!」と決めたら、補助金制度を利用することをおすすめします。

田舎の仕事4:漁業

漁業には、定置網漁やまき網漁、カツオ一本釣り漁などの種類があります。遠洋漁業は50日から1年に及ぶ船上生活になり、沖合漁業は日帰りもあれば1ヶ月間帰れないことも。移住者が考えるのは、日帰りが基本の沿岸漁業でしょう。

一般社団法人「全国漁業就業者確保育成センター」では、漁業就業支援を積極的に行っており、基礎知識の紹介や資料展示、基礎・実践研修なども行っています。

海の生き物は、毎日同じ場所に留まっているとは限らないので、収穫量にバラつきがみられます。しかし、「ひと網当たれば大儲け」といった言葉があるように、夢やロマンに満ち溢れている仕事です。季節や天気に左右されやすいということや、12~2月の漁閑期がある仕事なので、副業として働いている人もいるようです。

田舎の仕事5:事業の承継

地方では若者の田舎離れにより、事業継承の人員不足も問題になっています。

地域によっても違いますが、田舎というのはオシャレなカフェや品ぞろえ豊富なドラッグストア、かわいいファッションショップなどはありません。田舎は「必要最低限のものがあれば生きていける」と考えている人たちの集まりなんです。そのため、若者の田舎離れが進んだのでしょう。

地方の中小企業経営者の多くは「後継者は決まっていないが、事業は継続したい」と考えています。

行政機関の一つである中小企業庁では、事業承継を支援する「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」という施策を行っており、遺留分に関する民法の特例や事業承継資金等を確保するための金融支援、事業承継に伴う税負担の軽減が盛り込まれています。

後継者不足に悩んでいる企業は、このような支援を駆使して後継ぎを探しているんです。その職種は、農業や漁業などの第1産業、歯科医や税理士などの資格職、酒造りや家具造りなどの職人職など、さまざまです。

田舎の仕事6:古民家を利用した民宿やレストラン

都会で仕事をしていた人がリタイア後に選びやすいのが、飲食店や民宿です。田舎に残されている古民家を再利用するものに人気が集まっていますね。

古民家とは、単に「古い」というものではなく、昔話に出てくるような雰囲気が漂う建物です。囲炉裏や土間があり、畳が敷き詰められているような風情ある家。木のぬくもりを感じられる古民家は、日本の若者にも外国人客にも好評です。

さらに、古民家を利用した民宿やカフェ、レストラン、体験施設では、国で行われている「空き家再生等推進事業」や兵庫県などで実施されている「空き家活用支援事業」といった、改修工事助成金を受けられる制度があります。

 

自分がしていた仕事に固執せずに、頭を切り替えて仕事を探すと、田舎だからこそできる仕事が見えてきますよ。

 

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