オールインワンジェルの基本的な使い方
オールインワンジェルの基本的な使い方は、以下の5つを注意すれば完璧です。
2. 塗布は力を入れない
3. ケチらずタップリ使う
4. シワ部分にも入り込ませる
5. ジャータイプはスパチュラを使用
1.基本は常温保存
オールインワンジェルの注意書きには「冷暗所で保管してください」と書かれています。
これは、オールインワンジェルの成分が温度変化に弱いためです。
2. 温度変化が少ない
3. 直射日光が当たらない
これら全部が当てはまる場所に保管してください。
とくに、封を開けたオールインワンジェルは、涼しい場所での保管が望ましいです。
オールインワンジェルは洗顔後に使うアイテムなので、洗面所などに放置している人も多いでしょう。
しかし、風呂場に近い洗面所は多湿状態になりやすく、最近では洗面所にヒーターを持ち込んでいる家庭もあるため、洗面所は高温になりやすい場所でもあります。
使うときだけ洗面所に持ち込み、保管はメイクボックスの中など、日頃の置き場所に気を配ってオールインワンの効果を保つことが重要です。
2.塗布は力を入れない
オールインワンジェルを塗布するときには、マッサージをしながら顔に馴染ませていくと引き締め効果がアップします。
そのときに、力を入れ過ぎてしまうと、手と肌の間にあるオールインワンが押し出されてしまい、顔に摩擦を与えてしまうことでしょう。
摩擦を与えると肌に刺激が伝わり、肌のバリア機能が低下するので、肌荒れや赤み、乾燥、シミなどの原因になります。
そして、皮膚が伸びることでたるみの原因にもなり、将来的に肌の劣化を早めてしまうのです。
最初は力加減が難しいと思いますが、手と肌の間にオールインワンがあることを意識しながらマッサージを行ってください。
3.ケチらずタップリ使う
オールインワンジェルを使用するときは、ケチらずタップリ肌に乗せることも重要です。
「2.塗布は力を入れない」にあるように、オールインワンジェルの量が少ないと、摩擦によるダメージが生まれてしまいます。
メーカーによっても異なりますが、オールインワンの通常の使用量は500円玉のサイズ程度、マッサージをするときは少し量を増やしてください。
いつまでも乾かない!量が多いの?
オールインワンジェルは、一度に浸透できる量に限りがあるので、多く使ってしまうと「いつまでも乾かない!」ということが起きます。
しかし、適切な量でも「いつまでも乾かない!」と感じることがありますよね。
これは、肌にパワーが無く、スキンケアを抱え込む力が弱っているからです。
「一度に浸透できる量」には個人差がありますが、肌の水分タンクの役割をする細胞間脂質などが衰えていると「浸透しにくい」と感じます。
量が多いのかな?と感じたら少なめに調節して、徐々に適切な量まで増やしていきましょう。
ボロボロとカスが出てくる
オールインワンジェルは、一度にサッと塗るという方法で使用します。
肌に馴染ませると、すぐに水分や美容成分が肌に入り込み、その後、油分が肌全体にフタをする役割を持っています。
顔のパーツごとに塗り広げたり、重ね付けをすると、先に塗布した個所にフタができてしまって、こするとボロボロとカスのようになって剥がれます。
また、多すぎる量を乗せてしまうと、肌の上でオールインワンが固まり、これが「ベタベタ」「モロモロ」の原因となってしまうのです。
オールインワンジェルは早く肌に馴染ませ、長時間のマッサージも避けましょう。
4.シワ部分にも入り込ませる
顔全体にサッと一塗りで完了するオールインワンですが、目じりやほうれい線などの窪み部分は、肌を広げて入り込ませるように塗布しましょう。
多くのオールインワンは狙ったところにピタッと留まるジェル状のため、折りたたまれているシワの部分には入り込みづらいのです。
指でシワ部分を広げながらオールインワンをなじませると、効果が発揮しやすくなります。
5.ジャータイプはスパチュラを使用
オールインワンの入れ物はジャータイプやプッシュタイプ、チューブタイプなど、いろいろなものがあります。
入れ物に種類があるのは、オールインワンジェル自体の形状に合わせているためですが、50代以降の肌にはジェル状になったオールインワンがおすすめです。
ジェル状のオールインワンはジャータイプの入れ物に入っており、こっくりとしたテクスチャーをしていて、たくさんの美容成分が詰まっています。
ジャータイプのオールインワンには、最後まで清潔に使えるようヘラが付いていますが、これがスパチュラです。
「スパチュラは面倒」と思うかもしれませんが、成分を変化させないため、雑菌を繁殖させないためにスパチュラを用いてください。
オールインワンジェルは3通りのパックができる
ハンドパック
オールインワンを使ったハンドパックは、ハンドプレスともよばれ、スキンケアの最後に行うものです。
こっくりしたジェルは肌の上からジワジワ浸透していきますが、しっかり有効成分を染み込ませるため、最後に手全体で顔を包み込みながら押します。
手で行う理由は、手の温かさと肌の体温ではさんだオールインワンジェルを溶かすように浸透させるため。
ギュッと強く押すのではなく、少し肌が動く程度にプレスするとパック効果を得られますよ。
ラップパック
お風呂やスチーマーの前で行うラップパックは、週1回のスペシャルケアとしておすすめです。
お風呂場にラップに包んだオールインワンを持参します。
湯船に浸かる際に、ジェルを顔全体に塗布して、上からラップを顔全体にかぶせます。
その際には、鼻や口部分に呼吸できる穴を作ってくださいね。
スチーマーの前でも同じように、ジェルを塗布した顔の上にラップをして、蒸気を当てます。
5分程度のラップパックで、疲れた肌が生まれ変わったようにプルプルになりますよ。
ホットパック
オールインワンのホットパックとは、オールインワンを塗布した後、40~42度のお湯で絞ったタオルを顔にのせて温める方法です。
血行が促進されるとともに成分が浸透し、疲れや乾燥からの回復が期待できます。
とくに、目元は効果アリです。
目の酷使からくるシワや乾燥は、ホットパックでリラックスしながらケアできます。
オールインワンジェルはメイク直しにも使える
メイク直し
オールインワンジェルには「化粧水の役割である水分補給」や、「乳液やクリームの肌にフタをする役割」があるので、保湿しながらバリアしてくれます。
昼過ぎや夕方にメイクがよれてしまった場合は、オールインワンを少量肌にのせてファンデーションと一緒にティッシュで拭き取ってください。
その後、ファンデーションを塗り直します。
この方法だと、エアコンで乾燥してしまった肌が再び保湿され、パウダー状のファンデーションでも艶のある仕上がりになります。
オールインワンジェルで夏のケアや毛穴ケアをスムーズに
夏はひんやりジェル
上記で「基本は常温保存」と書きましたが、1つの約束を守れば冷蔵庫でも保管できます。
その約束とは、1度冷蔵庫保存したらそのオールインワンを使い切るまで冷蔵庫保存することです。
冷蔵庫保存していたオールインワンを「夏が終わったから常温保存に戻そう」と放置すると、温度差により成分変化が起きてしまいます。
夏場は冷蔵庫保存したオールインワンでケアをすると、ひんやり感が気持ちいいですし、毛穴もキュッと引き締まりますよ。
オールインワンジェルの上手な使い分け方法
朝・晩でケア内容を変える
オールインワンのスキンケアの方法に、朝・晩でケア内容を変える方法があります。
オールインワンジェルは1つでさまざまな役割を果たしますが、美白に強いオールインワンや引き締め効果が高いオールインワン、乾燥を徹底的にケアするオールインワンなどの種類があります。
50代になると、「シミだけをケアしたい」「たるみだけが悩み」といった人は少なく、「シミもたるみもシワも乾燥も!」という人がほとんどでしょう。
そのため、シミケア用のオールインワンとたるみケア用のオールインワンを1日で使い分ける方法もあります。
おすすめは、朝、たるみケア用のオールインワンで「1日中シワ・たるみなし」で過ごし、夜、美白ケア用のオールインワンで「1日浴びた紫外線ケア」をする方法です。
これは、化粧品メーカーやエステでも推奨されている方法なので、ぜひやってみてください。
オールインワンは40・50代の肌悩み別に選ぶ!ランキングで紹介
オールインワンジェルの効果を高める裏ワザ6選
簡単にコスパよく使えるオールインワンですが、ちょっと一手間加えるだけでスペシャルケアになります。
2. ラップパック
3. ホットパック
4. メイク直し
5. 夏はひんやりジェル
6. 朝・晩でケア内容を変える
手軽に出来るものばかりなので、肌悩みの深い人におすすめです。