2021年を元気に迎える!新型コロナウィルス対策
新型コロナウイルスの影響は、夏が終わって冬が訪れようとしている今でも広がっています。
そこには、春と夏にあった自粛で疲れてしまった人や、ストレスがたまった人たちの「開放ムード」も関係しているでしょう。
「経済を活性化させよう!」というGo Toキャンペーンでの人混みも影響しているのかもしれません。
厚生労働省が発表している新型コロナ陽性者数データでは、2020年4月上旬~中旬にかけて陽性者数が一気に増え、その後は100人を切る日が続きましたが、7月上旬から徐々に増えはじめ7月下旬にはついに1,000人以上の陽性者を出す事態が続きました。
10月下旬になっても毎日500人前後の人が新型コロナに罹患しており、2020年の年末から2021年にかけて、感染症対策が見直されています。
新型コロナは加湿で防御!?
室内の加湿や換気が新型コロナウイルスの感染予防に一定の効果があることが、理化学研究所で運用しているスーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーションで分かりました。
このデータから「加湿器などを使って60%を目安に湿度を上げたり、エアロゾルを希釈する(薄める)ために換気したりすることが大事だ」と神戸大教授で理研チームリーダーの坪倉誠氏は話しています。
その理由として「1.8mの間隔で2人が向かい合って座っているとき、一方が咳をした場合にどのくらい飛沫が対面する人に達するか」を富岳でシミュレーションした結果、室内が乾燥していると人が発する飛沫が急速に乾いてエアゾル化することが判明したからです。
室内の湿度 | 対面する人に飛沫が達する割合 |
湿度 30%の室内 | 約6% |
湿度 60%の室内 | 約2% |
湿度 90%の室内 | 約2% |
このように湿度が高くなれば、他人に飛沫がかかるリスクが減らせます。
しかし、湿度を高くするとエアゾルが減る分、机や床に落ちる飛沫が高くなりますよね。
机や床に落ちた病原体は、そのまま数時間生き続けます。
ペットや子どもの生活範囲では、病原体の接触リスクが高くなってしまう傾向になるので、手が触れる場所を頻繁にアルコールで拭いたり、こまめに手洗いしなければなりません。
ならば、加湿のために使われる蒸気で病原体が退治できるようになれば解決します。
そのために必要なのが、加湿器に入れる水に代わる「除菌水」です。
加湿器に入れる次亜塩素酸水
次亜塩素酸水とは
厚生労働省のホームページには、このように記載されています。
殺菌料の一種であり、塩酸又は食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液。
「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸」を主成分とする、酸性の溶液です。酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
医療分野では医療機器の消毒、歯科医ではうがいに使う水に使われており、食品加工工場では食品添加物や野菜の殺菌料、また、調理器具の消毒に次亜塩素酸水は用いられています。
このように、幅広く「殺菌」という役割で使用されており、しかも、人体に無害という点から、ペットや赤ちゃんのいる家庭では消毒用アルコールより次亜塩素酸水が活用されています。
家庭で使う次亜塩素酸水
次亜塩素酸水は、今までも家庭で「殺菌剤」「消臭剤」「除菌剤」として使われてきましたが、新型コロナウイルスの流行により感染予防法として活躍しています。
次亜塩素酸水は、新型コロナウィルス やインフルエンザウィルスなどの「エンベロープウィルス」が退治できるほか、 アルコールでは除菌できないノロウィルスやヘルパンギーナなどの「ノンエンベロープウィルス」も退治でき、ダニや花粉に含まれる「アレル物質」の除去もできます。
次亜塩素酸水の効果
ウィルスや細菌の除菌・殺菌 | |
エンベロープウイルス | 新型コロナウイルス / インフルエンザウウイルス / ヘルペスウイルス など |
ノンエンベロープウイルス |
ノロウイルス / |
アレル物質の除去 |
ダニ /花粉 など |
消臭 |
ペットのニオイ / トイレのニオイ / 生ごみのニオイ / 加齢臭 など |
次亜塩素酸水の使い方
次亜塩素酸水の主な使い方は、スプレーや加湿器に入れて噴霧する方法です。
ソファーやテーブル、子どものおもちゃ、椅子、手すり、ドアノブ、バッグや服、靴など気になるところにスプレーしましょう。
さらに、加湿器に次亜塩素酸水を入れて、部屋を潤しながら除菌する方法もあります。
ただし、加湿器によっては故障の原因になることもあるので、次亜塩素酸水対応の加湿器を使ってください。
次亜塩素酸水の選び方
市販されている次亜塩素酸水は大きく分けて3タイプがあります。
■ 原液をそのまま使うタイプ
■ 原液を希釈して使うタイプ
■ 粉末を水に溶かして使うタイプ
それぞれ、メリットやデメリットがありますが、ここでおすすめしたいのは「原液をそのまま使うタイプ」です。
その理由は、希釈や粉末タイプは水道水で薄める必要があるからです。
水道水の量が多かったり少なかったりすると、次亜塩素酸水の濃度が変わり、殺菌効果が薄れてしまう場合があります。
せっかく次亜塩素酸水を使っても、効果が薄れてしまってはもったいない!
そのため、「原液をそのまま使うタイプ」を用いて殺菌したほうが理にかなっているのです。
おすすめの次亜塩素酸水は
おすすめする次亜塩素酸水のポイント
■ 信頼できるメーカーの製品であること
■ 原液をそのまま使うタイプなこと
■ 対応した加湿器(噴霧器)があること
いろいろな次亜塩素酸水が販売されていますが、ホームページや口コミなどの情報をしっかり読み込んでから安心して使える次亜塩素酸水を選びましょう。
1位に輝いたクリクラ「ZiACO(ジアコ)」は、上記の3ポイントをすベてクリアした次亜塩素酸水です。
新型コロナウィルス対策だけでなく、インフルエンザ予防にも役立てて、2021年を元気に迎えましょう。