移住を決めたら「マイノリティーは悪」という田舎ルールを知る

いなか裏話
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田舎ルールで「悪」とされる3つの原因

障害を抱えた人

障害を抱えている人にとって、田舎での生活は困難なものになるかもしれません。

都会のほうがバリアフリートイレや専用駐車場、音響装置付き信号機などの設備が充実しています。さらに、人が多い都会では、たくさんの人に埋もれて目立つことはないでしょう。

 

私の友達は工場の事故で指を欠損しただけの障害でしたが、田舎に旅行へ行ったとき、電車内では遠巻きにされ、その指を見ただけで車両を移動する人もいました。

 

精神的な障害も理解されにくく、引きこもりになってしまう場合もあるそうです。外見で分からない障害は、「気のせい」「考えすぎ」と放置され、子どもの療育が遅れる場合も

都会でも偏見を持つ人はいますが、情報が多い分、助けになってくれる人が見つかりやすいかもしれません。

 

LGBT

性の悩みを抱えている人にも、田舎は生き辛いようです。

田舎は都会と比べて、固定観念が色濃く残っている世界です。その狭い世界観の中では、「異性と結婚して子どもを産む」ことが幸せな人生。そこから外れてしまうと、親不孝者とよばれることもあるでしょう。

セクシュアル・マイノリティの人たちは、その思考を理解されにいくせいか、カミングアウトしない人も多くいます。思い切ってカミングアウトしても「病気だから治療しよう」「お祓いしないと!」といわれ、家族に受入れられても「実家には帰ってくるな」と、言い捨てられてしまうことが多いようです。

 

一人親家庭や独身

シングルマザーやシングルファーザー、独身者も、噂になりやすいのが田舎です。

LGBTのときにも出ましたが、幸せな人生とは「結婚して子どもをつくり、家庭を持つ」こと。どんな事情があっても、シングルになると好奇の目にさらされます。ましてや、独身のままだと「何か問題があるんじゃ……」なんて噂が立つことも。

昔は、離婚は恥ずべきことでした。今でも、田舎では「恥ずかしくないの?」「我慢が足りなかったんでしょ」なんて言われます。配偶者と死別してシングルになったとしても「外聞が悪い」と、早めの再婚を進められていたようです。

田舎では当たり前「現状維持の法則」

 

多くの日本人は変化を好まず、不便でも現状を維持する方を選びます。

それは“選択肢が多くなるほど、ふだん通りの物を選んでしまう” という「現状維持の法則」が関係しているからです。

 

・転職を考えているけど、踏み切れない
・恋人に別れを切り出したいけど、タイミングが合わない
・勉強しないといけないけど、マンガを読んでしまう

 

といった思考や行動も、「現状維持の法則」からきています。

ふだん通りの行動をとれば、その後が予測できる・いつもと同じ商品を選んだ方が安心、という「結果が分かっていれば安心」思考からくるものなのです。

現状維持から外れると

人は“自分たちが理解できない状況”すなわち「現状維持の法則」から外れている人に対してさまざまな反応を見せます。

 

・否定せず理解しようとする
・無関心
・矯正させようとする
・排除する

 

このなかで厄介なのが、矯正させようとする人たちです。

皆さんのまわりにも、自分の考えやマイルールから外れた人は「悪」だと決めつけ、「自分が何とかしないと!」と張り切る“困ったさん”がいるでしょう。たまに会う時に「最近どう?」と聞いてくるだけならいいのですが、個人情報を近所に広め、宗教や病院を押しつけてくることも。

 

自分たちに理解できないことを「おかしい」「ダメだ」と否定し続けていると、新たな芽がつぶされてしまう危険性があります。そのため、田舎には「現状維持の法則」に合わせられる人しか残らないのです。

田舎は「老害」とよばれる前に世代交代を!

 

「老害」とは自己流のルールのみを信じる人

豊富な知識や有り余る体力、さまざまな経験を積んできた人たちは、自己流のルールをつくり出します。そして、そのルールに満足すると「新しいことを学習する必要はない」と、思い込んでしまうのです。
それが、一般に「老害」といわれている人たちの思考。

その考えは、年齢を重ねてきた人たちだけでなく「世間に交わる必要がない」と、思っている田舎の若者たちにも広がっています。
これは「若年性老害」とよばれ、子どもが少ない地域で生まれ育ち、まわりから「神童」とよばれてきた若者たちに多いようです。

「老害」といわれている人たちは、自分が正義で否定する人を悪者だと思っています。この考えこそが、地域発展を阻害しているのです

田舎でも価値観は時代と共に変化する

「男は金を稼ぎ、女は家を守る」という言葉を聞いたことがあるでしょう。この価値観は、団塊の世代といわれる人たちが今でも持っている考えです。

その時代は、残業代やボーナスが正しく支払われ、終身雇用によって年々、昇給が行われていました。多くの妻たちは専業主婦となって、家事や子育てに勤しんでいたことでしょう。

しかし、時代は変わり、サービス残業や昇給カットが当たり前の世の中になりました。夫の収入だけでは、子どもの教育費や老後が不安と、多くの女性が社会に進出しています。

どこの地域でもアドバイスが正解とは限らない

人に口出ししてくる人の中には、本当に親身になってアドバイスしてくれている人もいます。

 

・自分の成功体験から
・自分が成し遂げられなかった後悔から
・自分が犯してしまった過ちから

 

この考えによって、自然と価値観を押し付けるような形になってしまうのです。

 

しかし、古い価値観の中では、今の世の中は渡っていけません。
今の状況を柔軟に乗り切る力を持った人たちに、リーダーの座を譲るのが活性化への道です。世代交代を促進すれば、今の状況を打破できるかもしれないのです。

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